メンタルきのこ

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こころの健康奮闘記 #010 認知の歪みの修正

こんばんは、メンタルきのこです🍄

 

ストレスとはその人がその事象をどう捉えるかという点に集約されます。

そしてその事象にどう対処し、どういう行動を取るのかという対処方法はその人の経験や人生観等に大きく左右されます。

例えば会社の先輩や上司から仕事についてダメ出しと指導をされた場合でも、

・また怒られた・・・どうしたって怒られるし、もう何をやってもダメだ。もう仕事辞めたい・・・

・また怒られたか・・・でも指導内容を取り込んで次の資料作成に適用したら良い提案資料が作れそうだな。それでもダメならまた考えれば良い。よし、やるか!

 

このように同じ指導に対する捉え方でも人によっては真逆の考え方となってしまう訳です。

そして自己肯定感が低く自己批判に心が向いてしまう人は、その思い方、つまり認知の歪みを修正することに非常に高い効果があると言われています。いわゆる認知行動療法というもので、欧米ではうつ病治療ガイドラインの第一選択肢となるなど効果の高い治療法とされています。

またうつ病は脳の生理学的・機能的な不全であり、脳内の神経伝達物質の働きを改善する薬物療法と並行して治療を行う必要があります。

 

認知行動療法は以下の点からもうつ病治療に効果的という研究もあります。

うつ病は不安や恐怖を感じる扁桃体の活動が活発化しているケースが多い

・それと反対の働きをし痛みを和らげ、やる気を活発にする側坐核の活動が低下している

・従って認知行動療法により側坐核の活動を活発化させることが有意な治療となる

側坐核を活発化する方法として、具体的には

・小さな目標を設定し、クリアできたら達成感を味わう

・次に大きな目標を設定し、クリアできたらより多くの達成感を味わう

達成感という『報酬』を与えることで側坐核を大きく刺激し、やる気を伝達する脳内物質が多く産生され明るい心持ちになるようにして行く、というものです。また食べ物に含まれる葉酸を摂取することも大切で、小松菜やほうれん草に多く含まれているそうです。

 

しっかり休養を取り、薬物治療、認知行動療法を行うことでうつ病は改善します。

大丈夫、うつは必ず治ります。そう信じています。

Ⅱ種の勉強を進めています。働くうえでのメンタルヘルス・マネジメントの大切さ、これは社会的な至上命題といって良いものだと思います。それらに必要な情報が公式テキストから体系的・効率的に学べますので、是非購読をお勧めいたします。