こんなんTシャツにしたら絶対かっこええやんっていう

アルバム・アートワーク #18

こんばんは、メンタルきのこです🍄

Jellyfish

Spilt Milk 1993年2nd

邦題『こぼれたミルクに泣かないで』

アメリカ出身のポップ・ロックグループ、ジェリーフィッシュの2ndです。見た目そのままですが、なかなかジャケットの雰囲気とアルバムのコンセプトに合った邦題をつけたものと感心することしきりです。

1990年Bellybuttonでデビュー、その1stもなかなか素晴らしいもので、その中でも私は1曲目のThe Man I Used To Beが本当に大好きでして、海兵として戦場に行っであろう父親が、離れた子供への想いを歌う切なくてアンニュイな名曲です。

こちらが1st

1stを改めて聴き返してみると、アルバム全編通して抑揚を抑えた慈しみのある内容と言いますか、とてもリラックスして聴けるものとなっていると思います。ボーナス・トラックのポール・マッカートニーのカバーがまたハマっててかっこいいですねー。

そしてこの2ndであるSpilt Milkです。前作の流れを引き継いだ穏やかな路線ながらも楽曲の磨き込みが半端なく、とてつもなく素晴らしい作品です。

美しいコーラス・ワークのHushで夢のようなジェリーフィッシュ劇場の幕が開き、続くJoin A Fan Clubのハジけ気味なノリノリの展開に完全に引き込まれます。好きな方はこの時点で完全にハートを鷲掴みにされているはず。全編を通して練りに練られた完成度の高い楽曲揃いの名盤で、聴く度にその類い稀なるポップ・センスに圧倒されます。最終曲Brighter Dayでの別れを惜しむような、それでいてまた次の再会を楽しみにさせるような、そんな最高の曲でアルバムは締めくくられます。聴いて頂ければ分かると思いますが、本当に素晴らしい。何度も再発されているのも納得の出来栄えですね。

そしてこの後も順調な活動が期待されましたが、残念ながらこの2ndで解散しその活動を停止します。その頃にデモテイク&未発表曲集であるNew Mistakeが発売されており、そちらに収録されている映画スーパーマリオブラザーズに提供されたIgnorance is Blissという曲、この曲がまた素晴らしい。よくもまあ本当に、こんなに映画というか原作であるゲームの世界観を掬い取ったような曲が作れるものだと心の底から関心させられます。いえもはや感嘆です。

と言う訳でこんなんTシャツにしたら・・・絶対かっこええやん！

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そして出来れば再結成して！お願いします！