こんなんTシャツにしたら絶対かっこええやんっていう
アルバム・アートワーク #13
こんばんは、メンタルきのこです🍄
Harem Scarem 1991年1st
カナダのメロディック・ロック・グループ、ハーレム・スキャーレムの記念すべきデビュー・アルバム。1stにしてこの恐ろしいほどの完成度。オープニングの爽やかなコーラス・ワークが印象的なHard to Loveから、超絶技巧的なアコースティック・ナンバーSomething to Sayまで一気に聴かせてくれます。どの曲もそれぞれに魅力的で、私なんかはSlowly Slipping Awayの分厚いコーラスに毎回感動を覚えてしまいます。
捨て曲なんて全くナシ、全曲がハイライトと言えるほどの素晴らしいアルバムですが、強いてナンバーワンを挙げるならば私は04.Honestlyを推させていただきます。
静かなピアノ・イントロの導入部から中盤で感涙必至の超感動的な盛り上がりを見せたのち、また静かなピアノ・パートに戻り余韻を残して終わる素晴らしい曲で、個人的には今まで聴いたバラードの5本の指に入るぐらいの完成度、まさに最高峰と思っています。
日本では2ndのMood Swingsが先行して発売され、その人気を受けての1st発売という変則的な発表となりました。2ndのハード寄りな内容も非常に評価が高く、そちらを最高作品とする方も多いと思います。エッジの効いたナンバーは実際カッコいいですし、パワーバラード的なIf There Was a Timeや、アカペラ・ナンバーのJust Like I Plannedなどオリジナリティのある魅力的な楽曲に満ちた名盤と断言させていただきます。
そして先述のHonestlyという名曲を16歳の時に書いたというメイン・ヴォーカリストのHarry Hessという天才、全くもって恐れ入ります。
Brighton RockといいDan Lucasといい、このような素晴らしいアーティストを育むカナダという国、本当に一度は訪れてみたいものです。
そんな訳でこんなんTシャツにしたら・・・ちょっとコワイけど・・・絶対カッコええやん!