こんなんTシャツにしたら絶対かっこええやんっていう

アルバム・アートワーク #17

Dan Lucas

Canada 1992年1st

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ドイツ出身のヴォーカリスト、ダン・ルーカスの記念すべき1stソロアルバム。同じくドイツのバンドで1988年にHeavy Birthdayというアルバムを残したKaroのヴォーカリスト(その当時はLutz Salzwedel名義)でもあり、その頃から充分に驚異的な歌唱力なのですが、正直その後の4年で何があったのかというぐらいの更に磨きがかかっており、もはや驚異的ですらあります。

そしてソングライティング能力も目を見張るものがあり、タイトル・トラックとも言えるCanadian Dreamは大らかなカナダの情景が目に浮かぶような、何度聴いても本当にうっとりするほど素敵な曲です。他にもHold On Me、そして極め付けはアメリカン・ドリームの可能性と自由なそのフロンティア・スピリッツを体現したかのようなHeart Of Americaの完成度、この曲は私個人のフェイバリット・ソングの5本の指に間違いなく入ります。本気と書いてマジです。ちなみにこの曲は当時アメリカのマクドナルドのCM曲にも採用されていることから、その完成度の高さは私個人の感想など突き抜け、国を超えたものである事を伺い知る事ができるもの思います。

https://youtu.be/zrrzi2Vmwt4

当アルバムのプロデューサーはメロディック・ロック好きな方はご存知と思いますが、同郷であるドイツのバンド、DominoeのキーボーディストであるRobert Papst氏であり、Dominoeも極上のポップ・ロックを聴かせてくれました

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(Here I Amとかね、誰ですか？どうして毎回アルバムにこの曲を収録しているんだと申してる方は？よーく聴いてください。ギターのエッジが違うんですよ、多分！)が、ダン・ルーカスとの共同作業によって彼の素晴らしい面をグイグイと引き出すことに成功しています。

Dan Lucasのこのアルバムもまた長らく入手困難な状態が続いておりましたが、数年前にボーナス・トラックを多数追加収録のうえ再発されました。そのうちのIf You Need Me Toniteなんてもうね、映画のエンディング・テーマに採用されてたよね？という程のデュエットによる感動的なバラードで、他にも既収録曲の別バージョンなどを収録しています。

私個人は前々からDan Lucasの名前をチョイチョイ出しては推しておりますが、本当にもう買えるうちにかっておいて損はない、というよりも家宝レベルの出来栄えと信じておりますので是非是非ご購入の検討をお勧めします。

また他にも2000!やNewsといったアルバムも発表していますので、もし見かけたら是非とも聴いてみてください。まったくもってハズレなし！と断言します。