アルバム・アートワーク #14
こんばんは、メンタルきのこです🍄
Pangea
The First 1996年1st
初期のExtreme節全開と申しますか、ファンク・ロック要素を多分に取り込み、フックのある曲を多数収録したデンマーク出身の3人編成のグループ、パンゲアの1st。
こう言うと憚られるかもしれませんが、もしもExtremeが3rd以降ダークな方向性に行かず、2ndの路線で続けていたらこのアルバムのような仕上がりになったのではと思わせるほどの充実ぶりです。ボーカルもゲイリー・シェローンを思わせる(寄せている?)声質ですし、ギターもヌーノ・ベッテンコートとは言いませんが相当テクニカルな腕前です。また3人編成ということもあり、ベースがしっかりと前に出て聴こえるのも高ポイントですね。ラストのMaybe Tomorrowは開放感と高揚感に溢れた名曲で、正にアルバム・アートワークのような青空に伸びる地平線に向けて車を駆ける、そんなシチュエーションにぴったりの爽快な楽曲です。
ちなみにこの後の1997年に発表する2nd Manchildでその才能を開花させます。
こちらが2nd
パワー、ポップ、ファンク、AOR、そしてメタルが高いレベルで結実した、他では中々味わえないオリジナリティのあるアルバムでサウンドプロダクションも良好、今現在聴いても古臭さは微塵も感じられません。
並行世界、パラレルワールドにおけるExtreme。勿論良い意味でです。個人的にはそれぐらいの賛辞を送りたいほどの素晴らしい内容です。
なお発売当時はグランジ/オルタナが流行しており、そんな時代に飲まれてしまったせいか、残念ながらこれ以降の音楽活動について詳細は伝わってきません。
それでも彼らが残した2枚の作品は、その音楽性に触れた多くのファンと共に時代を超えて聴き継がれることでしょう。
そんな訳でこんなんTシャツにしたら・・・絶対かっこええやん!