メンタルきのこ

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日本の国菌と国民栄誉賞

こんばんは、メンタルきのこです🍄

 

突然ですが日本の国技は?と問われたら相撲だと答える方が多くいると思います。が、日本政府は国技を定めていないそうです。意外ですね。

国鳥は?と問われたらトキ、と答えたくなりますが、実はキジであるという事実。キジ鍋とか食べるのが憚られますね。

国の花は?これは桜と菊だそうで、これにはあぁなるほど、と思います。

では国菌は?と問われたら、え?国の菌って何のこと?となるのではないでしょうか。

この流れはあれだろ、ズバリ納豆菌だろ!という答えを期待したいところですが残念、実は麹菌、こうじ菌が日本の国菌と定められています。

あれですよ、甘酒や本みりんの材料になったりとか、三升漬けやにしん漬け、その他多くの漬物の材料としても使用され、味噌を作る際にも麹菌が使用されています。なるほどこうして見ると、日本を代表するような食品や調味料の多くに麹菌が使われていることが改めて分かると思います。また日本酒を作るにも麹菌が必要不可欠な原料ですね。

ここまでの活躍ぶりを見るにつけ、菌界の国民栄誉賞受賞菌であると申しても差し支えないと思います。

モノによりますがスーパーなどで200g入りで200円程度から買えますし、自分で作る塩こうじや醤油こうじは愛着が湧くのかとても美味しく感じられます。冷やした豆腐に自家製醤油こうじを載せて頂くあの味、あのコク、あの美味さ。国民栄誉賞受賞菌は本当に良い仕事をしてくれるものです。

その世界を顕微鏡で覗いてみたら、菌糸類最強と言われた発酵力を持つものの、その素顔はとてもか弱いという意外な一面を持っていたり、発酵にはとてもストイックであるが黄色いクマさん好きであるという個性に溢れる麹菌がいる多様な世界なのかもしれません。

 

ということで、安価に入手できて管理もラク、しかも美味しいうえに発酵食品なのでカラダにも良い、こんな何拍子も揃った麹菌を使用しない手はないと思います。ぜひ普段の食卓に導入されてみてはいかがでしょうか。

それでは本日はこの辺りで。