メンタルきのこ

メタルやきのこや投資に料理、人生観、こころの健康奮闘記

学生時代の思い出 寿司屋のバイト その1 時給

こんばんは、メンタルきのこです🍄

 

私は北の海に面したとある観光地の出身です。今でこそリピーターも多いと言われる観光地となりましたが、私がまだ子供の頃は寂れた港町といった印象で、不便でもなく便利でもなく、まあまあ普通の学生時代を送っていました。(スマホもネットも無かった時代が不便じゃなかったのかどうかは置いといて。当時は無いのが当然の時代でしたので)

20年以上前になりますか、私は高校時代に寿司屋でアルバイトをしていました。それと前後して徐々に街の再開発が進み、観光客も増え出して旅行雑誌などでお寿司屋さん特集などが組まれていたと記憶しています。

私がバイトをしていたのはチェーン店や回転寿司ではなく、個人経営の小さなお寿司屋さんで、大将・大将の息子の若・パートのおばちゃんとバイトの私という、ギリギリ最低限の人員構成でした。もうこの時点で嫌な予感しかしません。当時の最低賃金を余裕でぶっちぎる時給400円という、ワーキングプアの走りとも言える超過酷な待遇。時給の最安値に挑戦、待遇面の価格破壊、他店より1円でも高い場合はお申し付けくださいってやかましいわ!確かその当時コンビニのバイトで時給700円ぐらいだったはずなので、高校生のバイトとは言え如何にひどい待遇であったかがご理解いただけるかと思います。友達からもそんなんでよくやってんな、としょっちゅう言われたものです。

あ、でも誤解のないよう申し上げますが天然ボケの大将、冗談を欠かさない若、そんな緩んだ空気を適度にピシャリと締めるおばちゃん、みんな良い人たちで、精神的にギリギリ詰められるような事は全くなく、時にイジられ時にイジり返し、楽しく働いていました。

仕事内容は所詮バイトなのでお寿司を握る訳はなく、注文取り、食膳の上げ下げ、洗い物をただひたすら繰り返し、個人経営の店とはいえ目の廻るような忙しさでした。

しかもそのうち一部メニューの芋バター醤油の調理や、トンカツに添える野菜の盛り付けを任されるようになり、ますます忙しさがヒートアップ。そんな中で地域柄かロシアの方がふらっと来店し、おいお前英語習ってんだろ、通訳しろと言われても頑なにロシア語しか話さない人で、結局ジェスチャーで察して水出したら水だけ飲んで帰ったりとか、おい、〇〇さんのとこに出前行ってこい!え?俺一人しかいないけど誰が食器洗うの?そんなのオメーに決まってんだろ、早く行け!だの思い出すとなんだか小腹が立ってきました。時給400円の仕事の範疇じゃねーだろ!などという反論は虚しく虚空を漂うだけで、何と言いますか、振り上げた拳の上手なおろし方をあの寿司屋で学んだ気がします。

 

長くなりましたので今回はこの辺りで区切ります。寿司屋バイトのネタ、また続けます。

※バイトテロとかそんな類の話ではありませんのでご安心ください