深海からの声なき怨嗟の声を引き連れ日本初上陸を果たしたDeep Sea Demons、我がV!誌が秘密裏に取り付けた独占インタビューを引き続きお届けしよう。深海からの怒りに刮目せよ!
※フィクションですので悪しからず
V!誌(以下V):日本盤に限定収録されたボーナス・トラックについてお聞きします。まず『Mokuzu』ですが、これは日本語の藻屑であると考えて良いですか。
Madness Giant Squid(以下イカ):その通り。ある日本に詳しい知人から、海に散った廃棄物などを日本語でMokuzuと呼ぶと聞き、これは俺たちのコンセプトに相応しい曲名になると直感したんだ。
V:なるほど。圧倒的な疾走感と宙を舞うようなキーボードはDragonforce的と言いますか、Baby Metalが想起される曲ですね。
イカ:そう、気が付いてくれたか。俺たちは日本の文化や言葉にとても興味があり、そこを突き詰めた結果Baby Metalへのオマージュ的な仕上がりとなったのは当然の帰結とも言える。
V:日本盤に限定収録されているのが勿体ないほどの素晴らしい曲と思います。それともう1曲のボーナス・トラック『Heart of Key Station』ですが、なんと言いますか、他の楽曲とはあまりに雰囲気の異なる、日本の歌謡曲的なポップなナンバーですよね。もしかして収録曲を間違えました?
Brutal Sea Lion(以下トド):Hey,You!お前は日本人だろ?まさかお前、日本の伝説的なアーティスト、Manami K.を知らないと言わないだろうな!?
V:・・・Manami K.ですか?・・・すみません、存じておりません。
トド:Jesus!Oh my God!シンジラーレナーイ!!俺は今あまりの衝撃に頭を撃ち抜かれたかのようだ。あぁ、目眩がする・・・
Sadly Octopus(以下タコ):ああ、たしかに衝撃的な回答だった。でも仕方がないんじゃないか?俺たちフィンランド人だって、皆んながみんなニシンを食べる訳じゃないだろう?現にお前、ニシン嫌いだろう。
トド:ああ、小骨がな・・・まあ分かった。この曲はな、Manami K.の1987年の2ndアルバムに収録されていた曲のカバーなんだ。心が躍るような、ハートウォーミングなナンバーだろう?俺たちが本当に日本を好きな事を証明しようとしたんだがな・・・
V:はい、もちろんそれは証明されていると思います。こちらも勉強不足で申し訳ありませんでした。
タコ:上手の手から水が漏れる、ってな。まあ気にするな。
V:はい、ありがとうございます。(つーかManami K.って本当に誰だよ?あと意外だけどタコの的確なサポートに助けられたな。凶悪な見た目と違って良い人なんだな・・・)
以下次号に続く。深海からの怒りに刮目せよ!
※しつこいですがフィクションです