深海からの声なき怨嗟の声を引き連れ日本初上陸を果たしたDeep Sea Demons、我がV!誌が秘密裏に取り付けた独占インタビューを引き続きお届けしよう。深海からの怒りに刮目せよ!
※フィクションですので悪しからず
V!誌(以下V):ジャケット裏面にもありますが、あなた方のルックスも相当インパクトのある個性的なものですね。やはりそこにも込められた想いがあるのでしょうか。差し支えのない範囲でお答えいただければ。
Brutal Sea Lion(以下トド):分かった。じゃあ各メンバーの衣装を少しだけ紹介しよう。まずはLightning Mantis Shrimp、彼のトレードマークである稲妻のような形の変形ギターだが、これは彼の持ち味である閃光のようなファストプレイスタイルを現したものだ。それとウロコのように見えるレザージャケットだが、あれは全てピックで出来ているんだ。見事だろう?
V:え?・・・あ、本当ですね。これは相当に手が込んでますね。
トド:そうだろ?次はMadness Giant Squidだ。彼の名の元となった狂気のダイオウイカを思い描いたとき、ある構図が浮かんだ。それは中世の書物にあるような、帆船に絡みつく巨大なイカの姿だ。故に彼の背中には大きな帆船のマストが取り付けてあり、それに巨大イカの足が絡みつくような意匠を施してある。ちなみに顔のブラックペイントは言うまでもなくイカスミだ。そうだ、毎回本物のイカスミを塗っている。
V:どうりでずっと生臭い・・・い、いや衣装もかなりの重さがありそうですね。
トド:ああ、30kgはあるだろうな。そしてCrystal Numbness Jellyfish。彼は元々クラゲ好きな奴でな、先の日本に詳しい知人から日本の沿岸に押し寄せるカツオノエボシのニュースを聞き、その画像を見て俺の名はカツオノエボシにする、絶対だ!と言い張っていたんだ。だがその何だ、イメージがバンドのスタイルとは少し合わないことから話し合いを重ねた結果、現在の名前に落ち着いたんだ。
V: 確かにその透明なキャップ、何処かで見たような気がしていたらカツオノエボシがモチーフでしたか。伸びるカラフルな触手もなかなかオシャレでかわいいですね。
Crystal Numbness Jellyfish(以下クラゲ):分かってくれたかい?実際に見た事はないからネットの画像を頼りにデザインしたんだが出来上がりに問題はないか?
V:ええ、それととても似合っていると思います。次はSadly Octopusですが・・・
トド:あ?ああ、あいつはただのハゲのヒゲだ。見た目どおりだろ?
V:確かに。いやそれはそれとして、ファンに対するアピールポイントなどありませんか?
タコ:李下に冠を正さず、ってな。
V:はぁ・・・(意図が分からないけど余計なことは言わないっていうことかな。意外と難しい諺を知ってるんだな・・・)さて残るはあなた、Brutal Sea Lionを残すのみとなりました。では・・・
以下次号に続く。深海からの怒りに刮目せよ!
※フィクションです