こんばんは、メンタルきのこです🍄
タンパク質や炭水化物を細菌や菌糸類が分解する活動を指して腐敗と呼びます。が、実は腐敗と発酵に明確な区分はないというのが実情でして、
・人にとって有益である⇨発酵
味噌やヨーグルトなどの発酵食品や薬として有効に活用可能であること
・人にとって無益または有害⇨腐敗
パンに生えるカビや食品の腐敗など人にとって無価値または有害化されてしまうこと
などといった区分けとなっています。
じゃあ山の落ち葉や枯れ枝などの分解は?と問われたら菌糸類を経て分解されて土に還り、他の植物の養分として活用されることから全ての生物にとって有益である、といった考えから私は発酵と呼びたいところです。しかしまぁこの場合は単純に分解と呼ぶのが適当でしょうかね。
同じように、人にとって有益か有害かで分類される大きなものに毒と薬があります。
更に言うと全ての薬は基本的に毒であり、適切な用法を守って服用・投与することで有益な効果が発揮される、これを薬と呼ぶという見方もあるそうです。
まぁ確かに消毒薬なんかも毒を消すという効果、これはすなわち有益な菌糸類に使用すれば同様に『消毒』してしまうのでしょうし、多量に摂取すればどんな薬も有害だ、というのは感覚的にも理解できますよね。
存在感もなく周囲に同調し否定も肯定もせずただ居るだけ、そんな人を揶揄して毒にも薬にもならない奴、なんていう言葉もあります。ですがそういう人も単純に居る場所の適正さの問題であり、組織や居場所を変えたら課題解決のための特効薬になったりとか、あるいは触れるだけでアウト、まるでカエンタケのように猛り狂う劇物になる場合だってあるのかもしれません。
腐敗と発酵。毒と薬。
何事も過ぎたるは及ばざるが如し。容量・用法を守って正しく利用しましょう。
それでは。