メンタルきのこ

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金融緩和と出口戦略

こんばんは、メンタルきのこです🍄

 

不景気、つまりはデフレの世の中が続く場合、政府・中央銀行は市中にお金を供給しお金の価値を下げる=モノの値段を上げる、言い換えると緩やかなインフレを起こすことを目的に金融緩和を行います。

お金を供給する手段は様々あり、最終的には労働者への給与増という形で消費を促します。だからこそ従業員に還元をせず、内部留保を膨らませ続ける企業に課税をすべきだという理論が度々持ち上がる訳です。

またリーマンショックや古くはブラックマンデーなどの金融恐慌の際には非常に大きな規模の緩和措置を実行し、早期に金融恐慌の芽を摘み取るような対応が行われます。これは各国共通した金融政策とされています。

余談ですが西暦の末尾7の年前後は金融危機が発生すると言われています。これは大規模な緩和措置でじゃぶじゃぶに供給したお金が行き場を失い、そして急速に資金の引き上げ・巻き戻しが行われることで発生すると言われており、その周期がおおよそ10年であるという説もあります。2019年3月時点では金融危機は具現化はしておりませんが、前回のリーマンショックの火消しから約10年、警戒を怠ってはいけませんね。

 

大規模な金融緩和を行なったのちに、政府・中央銀行は緩和措置を縮小し、市中に供給したお金を徐々に引き上げる引き締め措置、つまりは出口戦略を探り始めます。これは過度なインフレの発生を抑制する目的もあり、緩和と縮小はセットとして考えるべきものです。

所謂アベノミクス(市井の人間としてあまり効果は感じられないかもしれませんが)も例外ではなく、政府・日銀はそう遠からず出口戦略を取り始めることでしょう。市中・市場に与える急激な影響を避けつつ資金を引き上げる、これはなかなかの難問で、また時期を見誤ると後々まで非常に大きな影響を及ぼす可能性がありますので慎重な判断が求められます。

 

さて。

では具体的にどうすれば良いのか。私には妙案があります。

それは1円硬貨を作りまくること。

え?お金を引き上げることが目的なのにどうして硬貨を作る必要があるのか?その理由はこうです。

1円硬貨を作るために2円のコストがかかると言われているから。

つまり1億円分の1円硬貨を作れば2億円のコストがかかり、実質的に1億円の資金を引き上げたと同等の効果があるはずです。1兆円ならば1兆円を引き上げたと同じ理屈となる、という訳です。

 

 

 

・・・あー疲れた。真面目に書きすぎ。

いえ中盤までは正論で、まったく持ってこの通りです。ではなぜこの記事を書いたかというと、1円硬貨を作るのに2円かかるという雑学を目にしたからで、これを尤もらしく見えるようにはどう書くべきか考えた結果、このような形となりました。

 

実際は様々な要素が複雑にからまり合い、それ故に出口戦略やその政策はとても慎重な判断が求められ、こんな雑学ネタで解決できるようなら出口戦略で迷う国はないでしょう。

でもまぁ、良い頭の体操になりました。

それでは。